『ブラックフォーマル』という言葉はよく耳にする、若しくは1度は耳にしたことがあると思いますが以外とブラックフォーマルについて正しく理解している人が少ないようです。
今回はそんな『ブラックフォーマル』の正しい知識と服装やマナーについて、詳しくお話ししていきたいと思います。
ブラックフォーマル＝喪服じゃありません！
皆さんはブラックフォーマルと言えばどんな服装を連想しますか？
恐らくブラックフォーマル＝喪服という風に認識されている方が多いと思います。
かくいう私もある程度の年齢になるまで、ブラックフォーマルとは喪服の事だと思っていました。
実はブラックフォーマルは喪服のことを指すのではありません。
冠婚葬祭の際に着るマナーに沿った装いを『礼服』といい、その礼服の中で黒のものを総称して「ブラックフォーマル」といいます。
また黒ではない礼服のことはカラーフォーマルと言います。
礼服について
礼服は冠婚葬祭だけでなく入学式や卒業式、式典、同窓会など公式行事の場で着用するフォーマルウエアのことを言います。礼服には格式があり「正礼服」「準礼服」「略礼服」「平服」にわけられます。また洋服だけでなく和服も格式の高い礼服にあたり、紋付の羽織袴・黒無地着物（黒喪服）・黒留袖などの和装が格式の高い礼服となります。
更に洋装の礼服の場合、レディースはカラーフォーマルとブラックフォーマルに分けられ、カラーフォーマルは結婚式やパーティーで着るパーティードレスやスーツなどを指し、ブラックのドレスやスーツなどを総称してブラックフォーマルといいます。
ブラックフォーマルについて
ブラックフォーマルとは礼服の中でも黒のものを総称して表した言葉で、
喪服について
喪服とは、葬儀用の黒い礼服、ブラックフォーマルのことです。つまり喪服は、礼服の一種というわけです。
ブラックフォーマルにはスーツやジャケット仕立てのものもありますが、単に黒い色をした服というわけではありません。色、素材、デザインなどさまざまな点において、礼服として葬儀に出向くための格を考えたつくりになっています。
そのため、スーツ仕立てであっても、ブラックフォーマルをビジネスシーンで着用するのはマナー違反です。
