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覚えておきたい浴衣の名称と解説

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初めて自分で浴衣を着つける時に、覚えておきたいのが浴衣の各部の名称や役割。聞きなれない言葉が多いと、浴衣の着付けに時間をとられたり綺麗な仕上がりになりません。ここでしっかりと覚えて、確認しながら着付けましょう。

浴衣の名称と解説

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浴衣には細かい名称があります。

上前・下前(うわまえ・したまえ)

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浴衣を着た時に上になる方が上前(うわまえ)、下になる方が下前(したまえ)になります。浴衣の正しい着かたは右前といって、自分から見て右側の襟を下にして、それから左側の襟を上から重ねる着方を指します。つまり左身ごろが上前になります。上前と下前を間違えないように注意しましょう。

共衿(ともえり)

共衿(掛け衿という言い方もあります)は、表地と同じ布で浴衣の衿の上に重ねてある布の事をいいます。衿芯を入れる時に使う部分です。

身八つ口(みやつぐち)

浴衣の脇の開いている部分のことを、身八つ口といいます。着付けの時に、ここから左右の手をいれて衿やおはしょりを整えます。着崩れした時にも、使う部分なので覚えておきましょう。

おはしょり

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帯の下にでている部分をおはしょりと言います。女性の浴衣は、おはしょりを折り返すことで丈を調節することができます。人差し指1本分の長さがでているのが綺麗です。

 

おくみ線

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上前とおくみの部分を縫い合わせた境目の線の事をおくみ線と言います。おくみ線は足の指の第1指と第2指の間に来るようにするのが美しい着付けといわれています。

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衣文(えもん)

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衿が後ろ身ごろに接している部分を、衣文(えもん)と言います。『衣文を抜く』とは、衣文と首の間に隙間をつくることです。浴衣では、こぶし1個分が綺麗な衣文の目安といわれています。衣文のつまりは、野暮ったくみえるので注意しましょう。

背中心(せぬい)

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後ろ身ごろの中心の縫い目を背縫い、その下まで続くラインを背中心(せちゅうしん)と言います。浴衣の着付けの時、背中心は、身体の真ん中にまっすぐになるようにしましょう。

褄先(つまさき)

浴衣の襟下と裾 (すそ) の出あう角の事を褄先といいます。褄(つま)とは端という意味で、衽の周りの部分の事を指します。

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