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浴衣を綺麗なシルエットで着付ける為に。自分の身体にあった補正の仕方

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浴衣は寸胴体型が似合うと言われていますが、ボディラインを凸凹のないシルエットになるように補正すると、綺麗な浴衣姿になります。お腹がでていたり、胸が大きかったりと人の体型は様々ですので、補正の仕方もまた様々。今回は、自分の身体の特徴に合わせた補正の仕方と浴衣を美しく着付けるポイントを詳しくご説明していきたいと思います。

浴衣の着付けに、なぜ補正は必要なのか

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浴衣は平面的で直線的な作りになっているため、女性らしい丸みやなだらかなシルエットを表現するには、身体を凹凸のない寸胴体型にする必要があります。それだけでなく、身体に凸凹があると着付けもしにくく、着崩れの原因になることもあります。補正をする時は、タオルや晒・浴衣専用の下着などを使って補正をしますが、これらは汗を吸収してくれる役目も果たしてくれます。浴衣を綺麗に着付けるための他、汗などの不快感を取り除くため、下着のラインを響かせないようにする為にも補正をすることは非常に重要なのです。

体型別の補正方法

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人の体形は様々。
背の高くてスレンダーな体形の人もいれば、背の高くてぽっちゃり体型の人、背の低くてスレンダー体形の人、細いけどヒップが大きい人など本当に色々な体形の人がいます。
今回はウエストが細い人・お腹が出ている人・ヒップが大きい人・胸が大きい人・胸板の薄い人・腰回りが薄い人・肩ががっしりしたいかり肩の人の7つの体形に分けて、それぞれの体形にあった浴衣の着付けを解説していきたいと思います。
美しく浴衣を着る為に、自分の体形をよく把握し自分の体形にあった浴衣の着付けをするようにしましょう。

補正するのに必要なもの

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・フェイスタオル(長めの物が◎)又はバスタオル
※タオルは透けを防止するために、白っぽい色のものを使用します。
・さらし
・固定するための紐(腰紐など)
・サージカルテープ

上記を用意したら、次は自分体型に合わせて補正をします。

①ウエストが細い人
②お腹が出ている人
③ヒップが大きい人
④胸が大きい人
⑤胸板の薄い人
⑥腰回りが薄い人
⑦肩ががっしりしたいかり肩の人

の、7つの体型に分けて、それぞれの補正の仕方をご説明していきます。

①ウエストが細い人の浴衣補正方法

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ウエストが細い体型は、腰紐がしっかりと締められません。ヒップとの凹凸の差が大きいため、腰紐をしっかり締めたとしても正しい位置に安定せず、ウエストの細い部分に紐が動いていってしまいます。腰紐がずれてしまうと、浴衣の裾が開きやすくなり着崩れの原因になります。着付けを美しく、着崩れを起こさないようにするためには、腰紐を安定させることが第一ですので、しっかりと補正をし美しい浴衣姿を目指しましょう。

①三つ折りにしたバスタオルでウエストを巻きます。胴全体を覆う感じにし、腰紐が通る腰骨1センチ上とおへその所にもバスタオルがあるようにします。
②ウエストが細く、バストが大きい場合は、バスタオルに長めの晒(サラシ)を取り付け、晒部分で胸も一緒に巻いて全体を平らにします。巻き終わりは、サージカルテープで止めます。

②お腹が出ている人の浴衣補正方法

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お腹が出ていると帯の位置が定まらず、帯崩れの原因になります。お腹がでている体系の人は、お腹のところにおはしょりができてしまいます。そこをすっきり整えなければ形が悪くなり、せっかくの浴衣姿も野暮ったいものになってしまいます。お腹周りはタオルよりも晒を使って整えるのがお勧め。肌触りも良く、軽いので気持ちよく着られます。

①晒(サラシ)で斜め上に締め上げます。それにより、お腹の皮下脂肪は胴に移動します。
②お腹を下から斜め上に締め上げ、晒を巻いた状態にします。使用する晒の長さは体型により異なりますが、お腹をふた巻きできるくらいの長さを用意します。
巻き終わりは、サージカルテープで止めます。

③ヒップが大きい人の浴衣補正方法

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ヒップが大きい人は、ウエスとヒップの段差ができてしまうため、裾が開いて着崩れの原因になります。補正をしないと、帯をしめた後に、ぽっこりとヒップだけが浮き出てしまい見た目にも美しくありません。この段差をなくす為には、ウエストに晒を巻き付けて補正します。寸胴体型にする為にはヒップの上の腰回り(ウエスト部分)をしっかりと晒を巻き付けて。全体が痩せていても腰骨・骨盤が張っている人は同じように補正します。ウエストを正しく補正した姿で浴衣を着れば、裾すぼまりの美しい着姿になります。

①ヒップの上の胴回り(ウエスト)を補正しましょう。晒(サラシ)を巻きます。後ろは4つ折りにたたんだフェイスタオルを当ててひと巻きします。
②胴周りを巻いていきます。巻き終わりは、サージカルテープで止めます。

④胸が大きい人浴衣補正方法

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バストが大きい人は、衿が合わせにくく、美しいラインをつくれません。衿が綺麗に合わないと着崩れを起こしてしまうので、バストを平らに押さえ凸凹をなくしましょう。特に晒で整えた胸は自然な仕上がりで、女らしく、なだらかな胸元が完成します。晒はサラッとした肌触りで着け心地も良く、通気性にも富んでいるため汗もしっかりと吸収してくれます。数回練習して自分に合った方法を見つけましょう!若い人は高い位置でバストを押さえ、中高年の方は下気味の位置で押えましょう。和装ブラを使って補正をする人で、それでも胸が目立ってしまう場合は、和装ブラの下(胸の下)に薄くたたんだ手ぬぐいなどを挟むと、段差がなくなりなだらかになります。
①後ろの腰やお腹、胴全体を一緒に整えながら、晒を巻きます。後ろは4つ折りにたたんだフェイスタオルを当ててひと巻きします。
②お腹を押さえて晒を後ろに回し、腕の下あたりに向けて背中を斜めに横切って巻き上げます。斜めにしないと下がりやすくなりますので注意しましょう。
③バスト全体がゆるまないよう、上から晒をひと巻きします。晒の上部分にしわが出ないように巻きます。
④ふた巻き目は、バストトップの上をさえて巻きます。
⑤角度を下げて長さに応じて胴体を巻きます。巻き終わりは、サージカルテープで止めます。


⑤胸板の薄い人浴衣補正方法

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胸板が薄いひとは、浴衣の胸元を綺麗に見せるために、和装ブラやスポーツブラがベター。胸板の薄さをカバーするには、和装ブラの上部に畳んだタオルなどを挟むと、ふっくらとして綺麗なバストラインができます。

⑥腰回りが薄い人

腰回りが薄いのは若い人たちに多い体型です。また胃下垂の人も腰回りが薄い体型の人が多いです。腰回りが薄いと浴衣の裾が合いにくいので、着崩れを起こす原因となります。また帯を締めた時に腰回りにへこみができてしまうため、美しい浴衣姿にみえません。しっかりとした腰を作る為に、腰に巻く細幅帯をフェイスタオルにしましょう。

①腰骨を包むように当てて補正します。腰紐は腰骨の上1~2センチの所を通過するので、腰骨にもきちんとフェイスタオルがかかるようにします。
②腰紐を締める所全体を補整します。前面は、おへその下約3センチの所まで巻きます。巻き終わりは、サージカルテープで止めます。

⑦肩ががっしりした人

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いかり肩タイプの方は衿のラインが綺麗にでません。この衿周りを美しく見せるためにあ、首の付け根に厚みを持たせることがポイントとなってきます。首から肩先に向かってゆるやかに補正することで自然ななで肩になり、ぴったりと美しい衿合わせが完成します。

 ①フェイスタオルをふたつ折りにし、首の付け根に厚みを持たせ、肩先に向かってゆるやかな補正をします。最後にサージカルテープで固定します。

自分の身体にあった補正の仕方 まとめ

いかがでしたか?自分の体型にあった補正は、浴衣を美しく着るうえでかかせない事ですので、自分の体型を把握してしっかりと補正をしてから浴衣を着付けるようにしましょう。

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